海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

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メディカルチェックを終えてすぐ隣のLTOに乗り込む。

日本でも試験場のすぐ近くに、代書屋なんかが門前市をなす状態だったのをかすかに覚えてる。

初回じゃないはずなんだけど、前回どこの窓口に行ったか覚えていない。

外に机出して暇そうにしているオヤジがいたので、メディカルチェックの書類を見せて
「リニューアルだけどどこに行けばいい?」と聞いてみた。

「Japanese? Do you speak English?」ともったいつけた英語できいてくるんで
「タガログにしようや」といえばいきなり打ち解けてくる。
ハフハフ笑うんだけど、おまえ入れ歯入れろよ。

やはりフィリピンに住むんならタガログ喋れたほうがいいな。

教えてもらった窓口に書類を提出、しばらくして別の窓口で呼ばれ顔写真とサインの登録。
わざわざ写真を用意しなくてもカウンター越しにウェブカムみたいなので撮ってそれで終わり。
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次に会計窓口でお支払い。700ペソちょっとだったかな?

そこで小さな半券みたいなのを渡され、裏の入口に回れという。

以前はなかったのだけれど、事故で死んだときに臓器提供するかどうかを書く紙だった。

裏口でベンチに座って待っていると、隣りに座ったピーノのあんちゃんがボールペンがないとウロウロしている。

こちらの役所なんかは日本みたいにボールペン用意していないんで、こういう手続に行くときは自前のペンを持っていくのは必須。

「おまえボールペンないの? オレ書き終わったら貸してやるからまってろ」といえば安心した様子。

自分の名前と血液型、電話番号、緊急時の連絡先、それと臓器提供するかしないかを書くだけ。

あんちゃんにボールペン貸してやったけど、ここは何を書くんだ、といちいちきいてくる。

フィリピンの文盲率は知らないけど、仮にも運転免許は持ってるみたいなんで自分の名前ぐらいはかけるだろうとおもうけど

「あんた書いてくれん?」というんで待ち時間の暇つぶしに書いてやった。

「事故で死んだときに臓器提供するか?」と聞けばいまいち理解できていない様子。

「おまえが事故で死んだときに、おまえのゾウモツを誰かの命を救うためにやってもいいかってことよ」

とちょっとリアルに説明してもまだピンとこない。

「オレはYesにしたから、おまえも一緒にYesにしようや」といってYesのとこにチェック入れてやった。

このチェックでもしかしたら将来誰かの命が助かることになるかもしれんね。

しばらくして名前呼ばれ中に入ると、パソコンの前にねーちゃんがいていろいろ必要情報を打ち込んでくれる。

「あのさ、前回のときにあんたらのミスタイプで住所がちょっと違うんよ。みてここ、Sが数字の5になっとるやろ。ここ直して」といえば

「記載事項の変更は別の書類提出してもらわんといかん」だと。
お前らのミスじゃんと思いながらもめんどくさいし、実害はないんで

「じゃあ、そのままでいいや。でも身長体重も間違えられてるんだけど、これは変化するもんなんで書き換えてもいいやろ?」といえばそれは大丈夫らしい。

前回身長を5cm縮められ、体重は10kg増やされた。

もともと痩せ型なのに、これだとこぶとりじいさんじゃん。

これは無事変更してもらい、またスリムな体型に戻りました。

臓器提供なんかの情報も多分 ICチップにでも記録されてるんだろう。

フィリピンで事故死したら、ピノイの体の一部になるわけか、とちょっと感慨深いね。

朝早くに行ったおかげかほとんど長く待たされず、実質30分ほどで即日発行。

やれやれ・・・・・

戻る道すがら車の中で新しい免許証を見て間違いがないか確認したら、国籍のところにPHILとある。

???なんで? と思って念の為、返してもらった古い免許証を見るとこちらにはJPNの文字。

おう! 国籍がフィリピン人になってる!?

いちおう運転免許証は政府発行のIDとして立派に通用するもんなんだけれど、この体である。

戻るのもめんどくさいし、また別の書類がどうのこうのといわれるとやなんでそのままにしとくことにした。

もしかしたらどっかで役に立つこともあるかもしれん。


朝イチででかけた運転免許の更新。
LTOという運転免許センターみたいなところの、メインオフィスに行ってきた。

すでに更新期限を3ヶ月すぎてしまっているけれど、フィリピンの免許は普通に更新することができる。

いままでは有効期間が3年だったのが最近5年に変更になったらしい。

LTOの近くにいくと、ひとがわさわさ集まっているにぎやかなところがある。

更新手続きにはメディカルチェックが必要で、その施設?と代書屋的なところが何件も入っているビル。

前に車を止めて降りると客引きの汚いピーノが集まってくる。

「リニューアル?リニューアル?」と聞いてくるんで、適当なのをみつくろって「そうだ」といえば建物の中に案内してくれる。

相手がこ汚いピーノなんで知らないと怪しさ満点かもしれないが、特に実害はない。

建物の中にはそういうメディカルチェックとかしてくれる部屋が何軒も入っており、客を連れて行くと一人に付きいくらかもらえる仕組みになってるんだろう。

梯子段のような急な外階段を3階までのぼって部屋に入ると、「オハヨーゴザイマス−」と怪しげな日本語でねーちゃんが紙をくれた。

「タガログウマイネ−、ピュアジャパニーズ?」と聞いてくるんで
「そうよ。お前は?」

「ワタシフィリピンジン」とかなんとか無駄な会話を交わしつつ

それに免許証に記載の事柄を書き込んであとは順番待ち。

次の部屋に通されると、白衣を着たピーナが座っていて机の向こうに座った相手にいろいろ質問している。

ここで簡単な問診と、視力検査、色盲検査、血圧測定をされる。

むかし尿検査もした覚えがあるけれど、あれは新規のときだけだったのかな?

「血圧たかいねー」と言われて数値を見ると140と出てる。
いままで計って出たことのない数値。

急な梯子段を3階まで登ってきたのがどうやらきいているみたい。
「普段はもっと低いんだけど、階段登ってまだ息切れしてるせいだろう」といえば、

「そうみたいね、心拍数も高いし」
「一応形式として測定するだけだから普段の血圧はいくら?」

「110の80くらい」といえばどうやらそれを記入してる。いい加減やね。

視力検査も問題なく、「更新には問題のないコンディションね」と女医さんのお墨付きをもらう。

お金を払うだんになって例の怪しい日本語のねーちゃんが
「ゴハクペソネ」となんといってるかわからない・・・
無理して日本語しゃべんなよと思いつつ「アァ?」と聞き返せば

「ジョダン、ジョダン ヨンハクペソダケ」だと

私の聞き返し方がちょっと威圧的だったのか、そうでなければここで100ペソちょろまかそうとしてたのか?

なんだかんだで書類に記入してもらい、女医さんのサインを貰っていよいよLTO本拠地に乗り込む・・・

ちょっと今回もいろいろ出来事が多かったのでまた続きます・・・

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