海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

タグ:豚の丸焼き

フィリピンと日本の習慣の違いはたくさんあるけれども、その中のひとつ誕生日について。

日本だと誕生日の人はプレゼントをもらったり、どちらかといわなくてももてなされる側なのだけれど、フィリピンの場合は誕生日の人が周りの人をもてなす習慣がある。

職場のスタッフにだいたいはパンシットという焼きそばのようなものを振舞うのがよく見られる。
これはちょっと半透明のコメからできた麺なのかな、それだけの違いでパッと見は日本の焼きそばによく似ている。

ソース味ではなくあんかけっぽい味付けなのだが、たぶん日本でもそばが長寿のシンボルだったりするようなことと同じ意味合いなのだと思う。

電話注文すると丸い竹のざるみたいなものに山盛り配達されてきて、それをみんなで分け合って食べるのだが、親しい仲間内だけというものでもなく、職場全体とかでふるまったりしているので、金銭的にも大変なのではないかと思う。

実際給料の安い子たちは自分の誕生日をなるべく言わないようにしてるし、周りもそれをわかってわざとほじくりだして冷やかしたりする。

職場でのポジション、簡単に言うとお金持ち度合でもてなしの内容も変わってくるので、ある程度高いポジションにいる人はケータリングで出張ブッフェみたいなもてなしをすることもある。

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写真は今週誕生日だった職場の子のおもてなし。
例のパンシットのほかにこちらでは祝い事によく出てくる豚の丸焼き。
この日は兜焼きというのか頭の部分を半分にしたものが2つ配達されてきた。
右側と左側で写真のものは右側になる。

ちょうど豚が向かって右方向を見ていることになるのだが、実物はちゃんと牙も見えている。

我々の食料はほとんど生命を頂戴しているものなのだが、やはりあまりこういうのはできれば見たくない。
特にこの豚の丸焼きの脂身の部分が苦手なので、嬉々としてそのこってりと脂身のついた部分をはがして皿にとっていくのを見ているとちと食欲がなくなる。

きれいごとなんかね・・・・

最近は歳のせいかすっかりベジタリアンだしね。
 

フィリピンではよく豚を食べる。
しかも祝い事なんかの時には豚の丸焼き、レチョンというものがそのまま出てきたりする。
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テーブルの上に串刺しにされて、丸焼きになった豚がのっていたりするのだけれど、自分にはどうも抵抗がある。
 
だいたいすべての食べ物は生き物の命を頂戴しているわけで、その形が見えるのは抵抗があるというのはきれいごとといわれるかもしれないけれど、私に言わせれば何もその姿のままわざわざ出さなくてもよくはないかと思うのだ。 

魚の活き作りはどうだといわれると、やはり身をはがれたまま、刺身のそばでえらをパクパク言わせているのを見ると、かわいそうというか、自分が同じことをされたらと置き換えて考えてしまう。
せめてとどめを刺してからさばいてほしいな。

レチョンは生きたまま串刺しにして焼くわけではないのだけれど、ダバオに行った友人曰く。
村の人が歓迎のためにレチョンを作ってくれたらしいのだが、串刺しになる前にとどめを刺される子豚。
泣き叫び糞尿垂れ流しでそのうえでさらに暴れまくるところを殺されて串刺しにされたらしい。

その現場を見た彼はさすがに出来上がった料理は食べれなかったのだと。

動物愛護もどこからどこまでかは人それぞれだろうけど、動物が人間に近くなる度合いが高くなるにつれ抵抗も大きくなるような・・

私は年取ってきたせいもあるのだろうけど、そんなこんなで極力菜食に近づいている。

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写真はレチョンに似せて作られたパン。
これはありがたくもらってきたけれどおいしくなかった。
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うちの犬を丸焼きにしたらこんなもんかもね。
やはりたべれんわ
 

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