近所の駐車場に行く曲がり角にむかしから住んでいるおばあちゃんがいる。

電柱の根本に自分のスペースを作って住んでいるのだけれど、立って半畳寝て一畳どころか座るスペース1/3畳ほどしかない。

いつからそこに住んでいて、どういう生活サイクルなのかいまだ不明だけれど、本人はいたって身ぎれいにしている。


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どこにいるかおわかりだろうか?
このときは知り合いのおばちゃんなのか、赤い服着たおばちゃんが前に座って話し込んでいた。

その赤い服のおばちゃんの後ろに立てかけてあるベニア板が、くだんの老婆のシェルターになる。
夜とか雨の日はこれが彼女の家の壁になり屋根になる。

こういう過酷な状況に住んでいながら、ときどき救援物資を持っていくと「God bless you」といってくれる。

それ以上のことはしてあげられないけれど、見るたびに考えさせられることが多い。