たぶんどこでもそうなんだろうけれど、フィリピンの富裕層の中にいわゆる成り上がりでそういったレベルに至った方もたくさんいる。
例のパテックをしているクリニックのオーナーも、一代で築き上げたもので、そのビジネスの成長ぶりには目を見張るものがある。
こういった人はやはり尊敬に値するのだけれど、どうしても自分としては受け付けられないタイプの成り上がりもいる。
患者さんで時々このタイプ が来られるのだけれど、今日はその愚痴でも・・・
フィリピンはご存知のように貧富の差が激しい。
日本のフィリピンパブで出会って恋に落ちて、フィリピンの家まで追っかけてきて、バラックに住んでいたりするのを見て愕然とする。
ひところはピーナは別の家に連れて行って、旦那がいるのに兄とかいってだますとかそういうこともよくいわれたのだけれど、こちらに住んで現状を見ればまた違った事情が見えてくる。
今は日本のパブのタレントも少ないのだろうけれど、 やはりそういうところに出稼ぎに行くピーナの生活レベルは推して知るべしで、どちらかといわなくても裕福なレベルではない。
多くはバラックみたいなところに住んでいたりで、そんなところに日本のおっさんが追っかけてくればやはり逃がしたくない一心でなるべくダークサイドな部分は見せたくないのも当然だろうと思う。
知り合いや親せきでちょっとましなうちに住んでいる人がいれば、その家を利用するのもわかるような気がする。
それはさておき、フィリピン現地でも夜のお店で働くピーナは多く、外国人との出会いも多いはず。
こちらでビジネスをやっている外国人など、一般的なフィリピン人から見ればかなりの富裕層といっていいはず。
もともとコミュニケーションスキルの高いピーナ、そういった富裕層の外国人を射止めて、いわゆる玉の輿に乗る人も出てくる。
そうなるとバラック住みから一気にマカティやフォートボニファシオのコンド住みになったりするわけで、持ち物やアクセサリーもロレックス、ヴィトン、プラダとわかりやすい高級品になってくる。
こういうピーナが歯医者に来るとなかなか厄介なの・・・
これもよく知られたことだと思うけれど、ピーナの入れ歯率は結構高い。
もちろん貧困層の話だけれど、子供のころから虫歯になると抜いちゃえーという環境で育ってきているのでこういった成り上がりのピーナたちも、下手すれば20代なのに総入れ歯に近い状態だったりする。
富裕層の仲間入りをすると有名どころのデンタルクリニックに行き、インプラントだラミネートべニアだ、ホワイトニングだとほぼフルコースの治療を希望したりする。
治療内容によっては代金もミリオンになることもあり、そうなると彼女たちは女王様状態になっていく。
「そんだけ払ってるんだから」というので、一日中クリニックに居座り無理難題を吹っ掛けてくる。
付き合わされる歯科医もスタッフもさらに、呼び出されて調整に付き合わされる我々技工士もたまったもんじゃない。
この間まで湧水を飲んでいたようなのが、「私はエビアンしか飲まないから、うがいの水もエビアンにして」とか、付き添いもいっぱい連れてきてドリンクサービスやらフリーランチやら要求してくる。
さらには「日焼けしそうだからライトはつけないで!」などなど、どうやって治療すんだよ、と見ていて歯医者が気の毒になることも多々。
もちろん歯に関しても本人の頭の中にあるイメージの追及に妥協しない。
本人の口腔内のコンディションや限界なんかくそくらえで、ただただ自分の要求だけを突き付けてくる。
芸能人やビューティークイーンなどきれいな女性の患者さんもかなり診てきたけれど、
こういう人たちは内なる自信を確としてもっているし、きちんと説明すれば理解してくれるので普通にお付き合いできるのだけれど・・・
最近しばらくこういう成り上がりのピーナさんたちに翻弄されてへとへとでした。
写真は本文と関係ありません。
例のパテックをしているクリニックのオーナーも、一代で築き上げたもので、そのビジネスの成長ぶりには目を見張るものがある。
こういった人はやはり尊敬に値するのだけれど、どうしても自分としては受け付けられないタイプの成り上がりもいる。
患者さんで時々このタイプ が来られるのだけれど、今日はその愚痴でも・・・
フィリピンはご存知のように貧富の差が激しい。
日本のフィリピンパブで出会って恋に落ちて、フィリピンの家まで追っかけてきて、バラックに住んでいたりするのを見て愕然とする。
ひところはピーナは別の家に連れて行って、旦那がいるのに兄とかいってだますとかそういうこともよくいわれたのだけれど、こちらに住んで現状を見ればまた違った事情が見えてくる。
今は日本のパブのタレントも少ないのだろうけれど、 やはりそういうところに出稼ぎに行くピーナの生活レベルは推して知るべしで、どちらかといわなくても裕福なレベルではない。
多くはバラックみたいなところに住んでいたりで、そんなところに日本のおっさんが追っかけてくればやはり逃がしたくない一心でなるべくダークサイドな部分は見せたくないのも当然だろうと思う。
知り合いや親せきでちょっとましなうちに住んでいる人がいれば、その家を利用するのもわかるような気がする。
それはさておき、フィリピン現地でも夜のお店で働くピーナは多く、外国人との出会いも多いはず。
こちらでビジネスをやっている外国人など、一般的なフィリピン人から見ればかなりの富裕層といっていいはず。
もともとコミュニケーションスキルの高いピーナ、そういった富裕層の外国人を射止めて、いわゆる玉の輿に乗る人も出てくる。
そうなるとバラック住みから一気にマカティやフォートボニファシオのコンド住みになったりするわけで、持ち物やアクセサリーもロレックス、ヴィトン、プラダとわかりやすい高級品になってくる。
こういうピーナが歯医者に来るとなかなか厄介なの・・・
これもよく知られたことだと思うけれど、ピーナの入れ歯率は結構高い。
もちろん貧困層の話だけれど、子供のころから虫歯になると抜いちゃえーという環境で育ってきているのでこういった成り上がりのピーナたちも、下手すれば20代なのに総入れ歯に近い状態だったりする。
富裕層の仲間入りをすると有名どころのデンタルクリニックに行き、インプラントだラミネートべニアだ、ホワイトニングだとほぼフルコースの治療を希望したりする。
治療内容によっては代金もミリオンになることもあり、そうなると彼女たちは女王様状態になっていく。
「そんだけ払ってるんだから」というので、一日中クリニックに居座り無理難題を吹っ掛けてくる。
付き合わされる歯科医もスタッフもさらに、呼び出されて調整に付き合わされる我々技工士もたまったもんじゃない。
この間まで湧水を飲んでいたようなのが、「私はエビアンしか飲まないから、うがいの水もエビアンにして」とか、付き添いもいっぱい連れてきてドリンクサービスやらフリーランチやら要求してくる。
さらには「日焼けしそうだからライトはつけないで!」などなど、どうやって治療すんだよ、と見ていて歯医者が気の毒になることも多々。
もちろん歯に関しても本人の頭の中にあるイメージの追及に妥協しない。
本人の口腔内のコンディションや限界なんかくそくらえで、ただただ自分の要求だけを突き付けてくる。
芸能人やビューティークイーンなどきれいな女性の患者さんもかなり診てきたけれど、
こういう人たちは内なる自信を確としてもっているし、きちんと説明すれば理解してくれるので普通にお付き合いできるのだけれど・・・
最近しばらくこういう成り上がりのピーナさんたちに翻弄されてへとへとでした。
写真は本文と関係ありません。