そういえば先日 日本に行ったときの入管での落とし穴について続きを書くのを忘れてないか?
書いたっけ?

ごく一部の長期滞在日本人にしか役に立つ話じゃないのだけれど、自分自身の備忘録のためにも・・・

日本に入国するときの入管窓口は、外国人と日本人で別れているところが多いのかな?

今回は福岡空港だったけれど、日本人の方はなんか機械相手に手続きするようになっていて、パスポートの写真のページを開いて画面にふせ、そのあと画面とにらめっこするだけ。

緑のランプがついたら入国OKということらしいけど、ここで疑問に思ったのはパスポートにはんこが押されない。

べつに入国できればいいんだけれど、フィリピンに戻ったときになんか難癖つけられるんじゃね?とちょっと不安がよぎった。

結局フィリピンに入国するときに、そのことで問題になることはなかったけれど、意外や日本で問題があった。

嫁さんにちょっと高価なものを買ってやって、もちろん免税の手続きをしに所定の窓口に赴いたら、嫁さんのパスポートを見せるとこれでは免税の処理ができないといわれた。

うちの嫁さんは日本に永住許可を持っているので、簡単にいうと免税に関しては日本人扱いになるらしい。

フィリピンには夫の仕事都合で一時出国滞在しており、本拠地はあくまでも日本ということになるらしい。

ということで日本で買ったものをフィリピンに持っていくからといって免税処理はできないとのこと。

消費税も8%でけっこうでかい・・・・

そこで思い出したのが、日本人の長期海外在住者は免税の処理ができるということ。
滞在期間が10年だったかどうかだけれど、わたしの場合はそれを軽く超えているし、フィリピンの永住権を持っているため、嫁さんとは逆の立場になる。

・・・で窓口のおねえさんにそのことをいうと「それは大丈夫です」だって。
しかーし、ワタシのパスポートを見るとしばらく考え込んで、
「入国の日付のスタンプがないんですけれど・・・・」だって。

自動改札みたいなので入国処理したのでスタンプはない旨を伝えると、
「いまこういう事例が多いんですよ、免税の処理をする予定があるのであれば、別にスタンプを貰うところがあるのでそこでもらっておいてください」だって。いまさらおそいな・・・

フィリピンでならここで話は終わってすごすごと帰ってこないといけないところ・・・

ところがこのおねえさんは違った。
「明日フィリピンに行かれるということですので、お土産としてフィリピンに持っていくということで手続きすれば免税の処理はできます。そのかわり払い戻しは次回日本に戻ってこられてからになります。
空港での出国時に税関で申告して書類をこちらに送り返していただく必要もあります」

次の帰国がいつになることやら・・・と思いながらもやはり8%は大きかったのでダメ元でその手続をしてもらうことにした。

いろいろ書類に記入して、税関提出用の書類と返信用封筒をもらってきた。

ちなみにこの手続は嫁さんの名前で手続きした。
フィリピンに住む妹へのお土産ということでの処理。

ということは厳密にいうとその品物を持って日本に戻ってきてはいけないことになる。

・・・で翌日の出国・・・

一度は嫁さんと「やっぱ税関で突っ込まれたら嫌だし、やめとこうか・・・」とチキンになったけれど、いちおうダメ元で税関へ・・・

と思ったけれど、出国時の税関ってどこだっけ?案内のおねえさんに聞くとどこかに電話をかけてくれた。

「税関の方がこちらまで来るそうです」 なんか不思議な感じ。

しばらくすると制服を着た職員が来てくれて、その場でスーツケース開けてブツの確認。

「書類はこちらではんこを押して返送しておきますね」だって。

つくづく日本は親切な国だなと思う。

フィリピンだと免税カウンターで、すでに「ダメ」で撃沈のはず。

やっぱり日本はいい国ですよ。