海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

タグ:借金

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こちらに来てから10年余り。
来月でようやく終わる借金がひとつある。

拙著「海外逃亡してしまいました」もおかげさまでいまだに細々とアマゾンで売れている。 

この本にいただいた書評の数は少ないのだけれど、結構両極端に分かれている。
☆ひとついただいた書評の中に借金踏み倒して無責任!という厳しいご意見もいただいている。

本の内容は結構はしょっているところがあるので、そうとられてもしょうがないのだけれど、 
やはりすべて振り切って踏み倒してとはいかない部分があるのよね。

いわゆる連帯保証というやつ。
自分だけ逃げても保証人さんのほうにいってしまうので、こういうのはさすがに無責任に逃げることはできない。

というような借金をつっかえつっかえ返し続けてきて、その中のひとつがやっと終わる。
しばらく前に別の一件が終わっているので、もうひといきっちゅうところ。

こちらに来てから勤めた会社が突然閉鎖されたこともあって、この頃少し返済がとぎれた。
家のローンももう少しで終わるところだったけれど、結局払えずとられちゃったしな。

あっぷあっぷしながら何とかぼろ犬のようになりながらもまだしぶとく生きてるけど、
まあもうエー歳でもあるし、残りの借金払ってしまったら逆にぽっくりいってしまうかも知れんね。

それでも気の持ちようで充実した人生といえないこともないか。
 

時々順当な手続きを踏まずにばっくれるスタッフがいる。

海外に働きに行くのが手っ取り早い収入アップの道というのが浸透しているせいで、働きながら密かに手続きを進め、晴れてビザが降りると後足で砂を蹴って行くように突然やめてしまう。

書類の手続きや健康診断など、海外との橋渡しのプロモーターからの呼び出しもちょこちょこあるせいで、何かと理由をつけては時々休むようになるとあやしい。

一か月前に退職願を出してやめれば先で必要になればまた国内で就職できるのに、とおもうのだが、きけばビザがいつ降りるかは結構不確定なのだとか。

そのため退職願を出してしまうと、空白期間ができてその間もちろん収入がなくなる。

最悪ビザが下りない場合もあるため、退職届はギリギリまで出したくないらしい。

今回も一人怪我を理由に休んでいた技工士がそのまま連絡取れなくなった。

かわいそうなのは彼にお金を貸した同僚達と、保証人になった同僚の子。

会社側としてはこちらの労働基準監督署みたいなところにブラックリストの登録し、歯科医師会のようなところにも通達を出す。

まあいろいろと人的なトラブルには事欠かないフィリピンだ。

スタッフとして理想的なのは、海外に働きに行っている夫を持つ女性。

こういうタイプがなかなか地道に働いてくれ、長続きもする。

やはり女性が働き者のフィリピンというところか。

誰か日本の技工士さんでこちらに技術指導に来てくれませんか?

こういうスタッフが待ってますよ。
英語は喋れなくても腕があれば技工は大丈夫。


その後いくつかの注意点やアドバイスをもらったのだが、
このあたりでだんだんと現実味を持って理解 が追いついてきた。

要約すると

・返せないものを無理して返そうとするからいずれ行き詰まってさらにどうにもならないようになる。

・借金から逃げるのではなく返したくとも返せない状況を相手方に説明すべし。

・どうせ現状では返せないのなら一円も返すな。

・日本にいる間相手方からの連絡にはきちんと対応するべし。


改めていわれると至極もっともなことばかりなのだけれど、
首の回らない状態だとやはり冷静に物事を考えることができず、
目先のことにばかりに反応して不安ばかりが先行する状態になってしまう。

つまるところ支払いと収入のバランスが崩れてしまっているから
今の状態があるわけで、 どうあがいても収入が増えるか資質が減るかしないうちはどこかに破綻がくるのである。

借金を一本化して毎月の支払い額を減らすといっても、
そういった状態に陥ってからは実際のところ一 本化に応じてくれるところを見つけるのは難しいし、
さらに保証人だ担保だというのは必ずついて回るのは当然のことで、
これまたそういうのが問題なく準備できるくらいであればそんな状態に陥る前にもっと打つ手があるのである。


返済を迫ってくる方にしてみれば、こちらに多重債務があるというのがわかっているので、
いかに自分のところに先に払わせるかがすべてのように感じる。


くだんの弁護士曰く無理して少しでも返そうとすると、
返済の可能性ありという判断でいつまでも請求を続けるが、 可能性がないと判断すれば損金として計上するのだとか。


もちろん額によってどこまで回収の努力をするかというのは変わってくるのだと思うが・・ かといって
返さないと開き直るのは問題で、相手もやはり人間が対応 してくることなので、返したくとも現状ではどうしても
返すことができないということを理解してもらう、というスタンスが 大切だとのことだった。


「そんなの払わなくってもいいよ、どうせフィリピン行っちゃうんでしょう。」
れっきとした弁護士の言葉をしばらく理解できずにいた。
「みたとこ変なところから借りてもいないし 、相手もいつまでも返ってくる見込みのないもの追っかけないから。」

続けて出てくる言葉に何を言ってるんだ、ほんとかよーという気持ちから、だったらいいなーに変わっていった。

ようするに焦げ付いた借金をどこまで追いかけるかというのは、
借金の額とのバランスにもよるし、 貸している側の会社としては返済の見込みのないものにいつまでも
経費と手間をかけることをしないということらしい。


どうしても回収のできないいわゆる焦げ付きが起こるのは、会社としてもある割合で織り込み済みとのこと。
テレビや映画で見るようなひどい取り立てというのは
いわゆる闇金 などのやばいところから借りた場合で、 私の場合借り入れ先が信販会社などばかりでその
やばいところには 当たらないらしい。


弁護士という職業の人と話をしたのはこれで3人め。
一度目は前の 嫁と離婚をするべくアドバイスを受けに入ったときで、
借金に関してはこれで今回が二度目になる。

まず最初が地元熊本で民事再生法の適用について手続きをしに行ったときのこと。
そしてそれから約半年、今回は大阪の弁護士との会話。


返さなくてもいいといわれても、くだんの弁護士から借りている訳ではないし、
一抹の希望を見つつも 、手放しで肩の荷が降りたとも思えない自分がまだそこにいた。


いったい自己破産とかして、借金が帳消しになってもすっきりする人なんているんだろうか。

フィリピンには日本人がかなりの数住んでいて、
日本人学校のグラウンドで年一回行われる日本人会主催の盆踊りなどにいくと、
びっくりするぐらい日本人であふれかえっている。

タウン情報誌のようなフリーペーパーもいくつか存 在し、
日本人向けの情報が日本語で配信されている。


その中によくコールセンターなどの求人もでているのだが、
おおむね給料は8万5千ペソ位だ。
日本円 で17万円ほど。


ほかの職種に比べてフィリピン人向けのコールセンターの仕事は
主に夜勤になるせいもあるのだと思うが、かなり給料的にはいい職種だと聞く。
ごくごく一般的なフィリピン人の給料が2万ペソ以下なのに対して、
コールセンターだと2万ペソを越 えるようだ。

対して日本人向けのコールセンターの給料は8万5千ペソなのだから、
こちらではかなりいい給料ということになる。


フィリピン人は国外に出稼ぎにいく人が多い国でも有名だが、
それでも給料はアメリカドルで900ド ル程度というから、ペソに直すと約4万ペソ程度か。


フィリピン人がいかに安く使われているかと複雑な気もするが、
やはり日本人向けの給料はここでは別格に高い。

ただしコールセンターの仕事は英語力も必要とされている。


コールセンターの仕事の内容としては日本 人顧客相手の電話応対なのだろうけれど、
現地でのコミュニケーションはやはり英語が必要のようだ、
具体的に求人にはTOEFLなどの要求さ れる点数などの表示は載っていないので、
どの程度の英語力が必要とされるかは不明だ。


独り身で8万5千ペソ給料がもらえれば、
それなりに安全な場所に住んで、それなりの食事もできるようになると思う。
日本の感覚でいうと大卒の初任給程度でアパート住まいといった感じか。

私の場合はそれに比べてもっと高い給料をもらっているのだが、それでも
日本の同年齢同条件に比べるとやはり下がってしまう。


いろいろと日本で毎月返済しているものがあったりするので、
かつかつだがセキュリティもしっかりし たところに住んで、
それなりにたまには日本のラーメンを食べにいくことくらいはできるし、
子供も日本人学校に通わせて やることもできている。

いろんな借金とかがなければ、
手取り30万円もあれば一家を十分養っていけると思う。
もっともフィリピンでもまた地方に行くと物価が安くなるようだ。


私は歯科技工士という手に職を持っていたおかげで、
それなりに仕事には恵まれてきた。

日本では歯科業界の落ち込みとともに、ややもすると
底辺職のような扱いの技工士だけれども、日本の技術は世界的にはかなり高く評価されている為日本人の技工士というだけで
すでに一つの看板みたいになっている、 えり好みしなければ就職には困らないと思う。


具体的に問題になるとすれば、働けるビザがあるか、ま た、
日常のコミュニケーションができるくらいの英語力、 だけだと思う。

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