海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

タグ:ロレックス

患者さんで来られる富裕層というと、女性も男性も大体ロレックスをしている人が多い。

時計好きの人に言わせると、ロレックスじゃまだまだ超高級には入らないらしいけれど、
特に時計に詳しくなくて、それなりに選んでしまうとロレックスになるのかもね。

あと女性のバッグはやはりというかルイヴィトン。
これもロレックスに通じるものがあるような気がする。
他ではプラダか、この辺までは私でも知ってるいわばわかりやすい高級品というところか。

先日来られた少し高齢のご婦人。
この方はもっと破格の富裕層でわかりやすく言えば財閥とかそういったクラスの富裕層。

こういう人はそれじゃどういう時計とバッグを持っているんだろう。

大体時計、靴とバッグで目安になるんじゃないかと、観察する癖がついちゃったけれど、
このご婦人の時計はロレックスじゃなくフランクミューラーだった。

しっかり老眼の私だから何となく想像できるのだけれど、文字が大きく時間が見やすいという理由で選んでいるんじゃなかろうか?
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バッグはこの写真のもの。
ルイヴィトンとかじゃないところがやはりなのかな?と思いながらもこのバッグのことは知らない。

うちの嫁さんが言うには高いんだと。
ルイヴィトンみたいないかにも感がないのが上品でいいね。


 

もう20年以上使ってきた数少ない財産ともいえるオメガの腕時計が遅れたり止まったりで、とんでもない時間をさすようになった。

オーバーホールもずっとしていなかったので、今回思い切ってまた地元の時計屋さんにもっていった。

調子が悪くなるといつも持っていくモールの中の時計屋さんで、店の中でお兄ちゃんがレンズを目にはめていつも何かやっている。

日本だとかなりの額を取られた覚えがあるけれど、さすがフィリピンはお手頃価格。

部品の取り寄せに時間がかかったとかで、1カ月以上かかってようやくオーバーホール完了。

でもやはり時々止まる・・・・

もう一度もっていって2週間ほど入院。
1週間ほどお店で様子見をしたけれど、今のところ止まらないからもっていっていいよと言われ再会。

年数がたっているので部品が磨滅しているのだとか。

しばらくは動いていたのだけれど、今朝になって見たら昨夜の時間をさしたまま・・

いろいろいじってみても動きそうにない。どうすべえか・・
またとりあえずお店に入院させるしかないな、保証期間内だし・・・・

またパチもんのロレックスを使うか。
こちらはもう買ってから1年以上たつんじゃなかったっけ?
すぐ壊れそうな気配があったのだけれど、最近じゃあたりが取れたのか逆に滑らかになって調子がいい。

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こちらの写真ももちろんすべて偽物。
先日日本からのお客さんが来ていて、お土産を買いたいからというのでお連れ申し上げた時の一枚。

こういうキラキラしたのは嫌なんだけれど、これだけそろえばなかなか圧巻だな。

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そのお客さんはマカティのシャングリラという高級ホテルにご滞在だった。

お迎えで仲間で入った時の写真だけれど、困窮邦人には肩身の狭いような雰囲気だった。
 

唯一の財産といってもいいかもしれないけど実際それほど価値があるわけじゃないな。
結婚式のかわりにと嫁さんと二人で買ったオメガの腕時計。

もう20年以上たつのかな?

水がちょっとかかっただけで中に入ってガラスが曇るようになったり、
最近ではずいぶんと遅れるようになったのと、振ると妙なノイズが聞こえるので時々お世話になるモールの中の時計屋さんにもっていった。

「もうずいぶん調子悪いようなので徹底的にオーバーホールしてもらうにはどれくらいかかる?」と聞くと。

「オーバーホールするには9千ペソくらいかかるけどいいの? 」

日本でオーバーホール頼んだときには5万円ぐらい取られたんじゃなかったっけ。

結局お願いしてきたのだけれど、その後3週間くらいになるか、まだパーツが届いていないので終わっていないとのこと。

パッキンも交換してね、とお願いしたので、やはり純正パーツを取り寄せてくれてるのだろうと好意的に考えよう。

結局よる年波にはかなわず老眼鏡なしには時間が読めなくなってたんだけどね。

かわりにここのとこずっと換わりに使っているのが例のロレックスのパチモノ。

もう1年くらいになるんじゃなかろうか、いまだにとまらず動いてくれている。

パチモノとはいえそこは完全コピーなので視認性はやはり優れており、老眼鏡なしでも時間が読める。

なんかもうこれでいいじゃん、と思えてしまうね。

最初のころは竜頭を引き出して時間合わせるのになんかごりごり感があったけれど、今は変にこなれたのか本物もかくやというような感じ。

ベゼルの回転もクリック感が程よく、質のいい金庫のダイアルでも回しているような感じできもちいい。

まあ、本物は触ったことないんでわからんけどね。

本物触ったらもういやになるレベルかもしれんけど、なんせ値切って2千ペソデ買ったものだから上出来だろう。

でも違法なものなんだよね・・・
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空港からさほど遠くないところにあるマーケット。

昨日いったら生鮮食品を売っている市場の部分は改装のためか、いつものカオス状態はなく
ガラーンと空間ばかり広がっていた。

隣には日本食材屋さんなどもあるため、地味に現地に住む日本人も行く場所なのではなかろうか。

もうひとつ隣の通りは自転車のリの聖地といってもいいようなショップが並んでいるし、
ペットショップも並んだ一角がある。

コゾーが靴を買いたいというのでひさしぶりに行ってきた。
というのもこのマーケットの一角には靴や服を売っているところもあるのだ。
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ラップにくるまれたナイキなんかの有名ブランドの靴を見ればわかるように、
ほとんどがいわゆるパチモン。つまりニセモノらしい。
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コゾーも現地の学校に通うようになっていろいろとクラスメートを情報交換するのだろう、
ほしい靴がそのマーケットで買えるらしい。

狭い通路を間にひしめくように靴屋ばかりの一角。
こぞーは何店舗も見て回ってなんか探している。

嫁さんとついて歩くのもめんどくさくなって、たまたま見つけたアウトドアショップのようなところに入って見た。
こぞーには見つかったら値切って買ってこいよとお金だけ渡して別行動。

このアウトドアショップ、微妙に通好みのブランドを置いている。
服からバッグなど、フィリピンではもともとアウトドアショップが少ないのだけれど、
その辺においていないような有名ブランドの商品を置いている。

もちろん場所柄これもニセモノなんだろうけれど、服なんかはある程度消耗品だしこれでいいんじゃないかと思えてしまう。

そういえば以前紹介したぱちもんのロレックスはいまだに元気に動いているしね。

ロゴまで完全にパクッているのでもちろん違法なんだろうけれど、これだけひしめくように堂々と売られていると
そういう意識が薄れてしまうのね。

結局自分もコゾーを待っている間にそのアウトドアショップでパンツを買ってしまった。

正規品の価格は詳しくないけれど、以前買った正規品の似たようなパンツの3分の一以下の値段だった。

どれくらい持つものかわからないけれど、衣服に贅沢はいえない困窮邦人にはひとつの選択肢だな。

しばらくして合流したこぞーはしっかり靴の入った箱を手に提げていた。

値切って1200ペソだったげな。

あとで本物が売られている日本のウェブサイトを見せてくれたけれど、本物は13万円近くするらしい。

ニセモノを買うのはもちろんほめられたことじゃないんだけれど、本物だからといってこういう運動靴みたいなのに13万円も出すのはどうなんだろうな?

ニセモノで逸失する分の利益も本物の価格にのせられているとしたら割に合わんね。

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私が買ったパンツは少しすそが長かったので、同じマーケット内の一角にある仕立て屋さんみたいなところに持っていってきってもらった。

モールとかでやってもらうと300ペソくらいだったかと思うけれど、ここでは50ペソだった。

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たぶん何かの理由があってこういう形なんだろう、アルミ製のいびつなものさし。

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ここはまた別の店。
ミシンを置いているところを見るとここでもお直しはやってくれるのだろうけど、
この場所はクーラーの効く場所にあるんでたぶん50ペソではやってくれなさそうでやめた。

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生鮮食品のところにトイレがあったけれど、なんか入るとかつあげされそうだね。

日本人は見かけなかったけれど、マーケット自体はそれほど危険な感じは受けなかった。
ちょっと通路が狭いのでノー天気に歩いているとすりぐらいにはあうのかもしれん。



 

以前に書いた偽ロレックスのつづき。

嫁さんと結婚式らしいものをそういえば挙げていない。
結婚にたどり着くまでに予想外に時間もお金もかかりすぎて、というよりも日本人と結婚するのとはまた話が違うわけで、自分の常識をいろいろと覆されることが多かったというべきか。

晴れてフィリピンで結婚の書類をとりかわし、フィリピンの法律上は夫婦になれた何度目かの訪比のとき、結婚式を挙げるよりは記念になるものにお金を使おうと、おそろいで腕時計を買ったのだった。

支払いはカードだったっけ、ショッピングモールの時計屋さんでオメガの時計を購入した。

帰りの飛行機はまだ一人での帰国だったけれど、初めての高級時計にしょっちゅう眺めていたっけ。

その後何度もオーバーホールしたり修理したりと、気づいたら人生の半分以上の付き合いになっていた。
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金属製のベルトはすでに伸びきっていて、安いナイロンのベルトで最近は使っていた。
白い文字盤にはカレンダーやら曜日やら、いろいろな表示がついていて、以前に書いた『椅子のあるエレベーター』に出てくるお金持ちのおじさまが興味深げにしげしげとみていろいろと尋ねられたことがあった。

「それはオメガのクラシックモデルですか?いいですねー」ちょうどその時は伸びきったオリジナルのブレスレットの代わりにワニ革風のイミテーションのベルトを着けていた。

そのおじさまは金無垢のロレックスをしていたのだが「これと交換しませんか?」といわれないかというはかない期待は起こらなかった。はは

そうこう長年付き合ってきた腕時計だけれど、白文字盤に上品な針はすでに結構老眼が進んだ私には、カレンダーはおろか時刻を読むのも怪しくなってきていた。大学生になった息子が少しそういうものに興味を持ち始めたのもあって、息子に引き継いでもらうことにした。

で、代わりに今しているのが例の偽ロレックス。
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何度か止まったこともあったけれど、ガチャガチャやってるとよみがえる。
時刻合わせに竜頭を引っ張ると文字盤全体が動くのも相変わらず笑わせてくれるけれど、時間がそれほど狂うわけでもないし、なにより老眼鏡なしで時間がわかるのと、文字盤の周りのベゼル?が仕事の時に経過時間を計るのに重宝している。

ただ一つ困るのが、周りの人に結構注目されてしまうようで、「いい時計してますねー」とよく言われる。
この間はオリジナルのロレックスをしている歯医者にまで「ストラップもおしゃれですねー」といわれてしまった。

いわれるたびに「いやいやパチモン、パチモン」というのだけれど、困ったことに誰も信じてくれない。

困窮邦人一歩手前といっても誰も信じてくれなくなってしまう。

もとは金属のブレスレットだったのだけれど、サイズ調整してもちと大きいのと重くて当たると痛いので、以前に使っていたナイロンのストラップにかえたら軽くてフィットするし、今ではちとお気に入りなんでどうしようか・・・



 

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