私のビザは嫁さんがフィリピン人なので13Aという種別になり、永住権がある。

永住権のほか仕事の制限がなかったり、結構通常のワーキングビザに比べて有利なことが多い。

ワーキングビザだと1箇所からしか収入が得られないんじゃなかったっけ?しかも収入にかけられる税率が高い。

13Aビザだと仕事も複数掛け持ちできて、税金も普通のフィリピン人並みじゃなかったかな。

これはワーキングビザの人は外からの人で、フィリピンで稼いで外に持って行く人だから制限かけちゃえ、13Aビザはどうせピーナに絡め取られた人間で、フィリピンで稼いだ金もフィリピンで消費するんだろうからせいぜい頑張ってもらおうか、ということなんだろうと一人で納得している。

この、長くこちらに住む外国人はIカードと呼ばれる身分証を作らないといけない。
これにビザの種別なんかも書かれているな。

毎年アンニュアルリポートと行ってイミグレーションに行って手続きしないといけない。

そのほか身分証自体に有効期限があり5年なんかな?私のものは来週で切れてしまうので、行けるうちに行っとこうと久々のイミグレーション。

朝から行ったのにすでにたくさんの外国人でごったがえしている。

手続き自体は申請書をもらって記入し、あとは窓口を渡り歩くだけ。

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住所なんかに変更がなければ、あとはあちこちいわれるがまま窓口に行き書類をもらったり支払いをしたりで終わるのだが、そういえば私の住所は建物は同じだけれど部屋を移っている。

ついでにと思って住所変更のところにきちんと書いたら、窓口のお兄ちゃんに
「住所変更したんならバランガイのクリアランスがいるよ」といわれる。

今更また戻って別の書類を用意して・・・というのはどう考えても嫌だったので、

「部屋を移っただけで部屋番号が変わっただけだからいいじゃん」というと

「いやでも引っ越したんですよね?じゃだめ」だと

「いやいや、部屋が一個ずれただけだから、そんなら前の住所のままでいいから住所変更なしでお願い」

厳密にはダメなんだろうけどね。日本のお役所だとどうなんだろう?

そういえば前に嫁さんの手続きで品川の入管に行った時のこと。

本当は以前の住所地最寄りの入管に行かないといけないので、この場合福岡の入管に行かないといけなかった。

ちょうど仕事で東京に行ったので、旅費を浮かすために嫁さん同行でダメ元で品川の入管に行った。

やはり窓口でそれを指摘されたけれど、この手続きのためにわざわざ福岡に行くのは難しい、と食い下がった。

「じゃあその旨を書類の備考欄に書いてみてください」といわれた。

備考欄じゃおさまらず裏面にまで及んで切々と窮状を訴えたら、特別に品川で手続きしてくれたっけ。

対して、今日のイミグレーション。
窓口のお兄ちゃんはこそっと
「じゃあもう一回申請書の用紙もらって書き直して次の窓口に持って行って」だと。

ナイスじゃないかおにいちゃん。

こういう時にあまりこちらが横柄な態度をとると多分お兄ちゃんも意固地になってしまうんだろう。

もうそういう空気はこちとら読めるようになってるんだぜ、と無事更新終了。

最後の窓口で2720ペソ払って終わり。

払ったはいいけれどIカードはそのままだし、カードには有効期限も書かれている。

窓口のおっさんに「この次はどこに行くの?」と聞けば「終わったよ、また来年な」だって。

来年というのはアンニュアルリポートのことなんだろう。

念のため別の窓口の姉ちゃんに聞いても、カードはそのままらしい。まあいいか・・・

ちなみに今のイミグレーションは以前と違ってきれいで明るくなり、袖の下もいらなくなっている。

そういえば2720ペソ払うのに100ペソ紙幣の手持ちがなかったので1000ペソ紙幣3枚と20ペソ紙幣一枚の3020ペソ払ったら、窓口のおっさんはしばらく悩んでいた。

ついには電卓を取り出し計算を始めた。
電卓に表示されたー300ペソというのを私に突きつけてきて、確認を求めている様子。

やはりフィリピン人は暗算が得意じゃないらしい。

日本人にならごく簡単な計算を暗算でやって、驚愕の目でみられたこともどっかであったしな。