例の予算には続きがあり、結局というか当然というか例の子にはお世話にならなかった。
その後また数日たってからテキストメッセージ「ゲンキ?」
例のキテキテコールと思ったら、お店にはその日出ていないんだと。
以前日本でフィリピンパブに通っていたころはこのキテキテコールがすごかったっけ。
今こちらでパブやスパで働いている子達は世代交代で、日本に行ったことのある子はほとんどいない。
そのせいであまりすれた子がいないし、日本人だからといって別料金を請求してくることもあまりない。
あまり、だけどね。
そんなことを思いながら例のこのテキストの相手していると、なんか親族の誰かが亡くなったので店には出ていないんだとか。
キテキテコールだけではなかったのか、とちとかわいらしくも感じたのはやはりおっさんになったせいか。
といいながらも次のテキストは「オカネヒツヨウダカラソトデサービスデキナイ?」
まあこれも外でお世話してくれるということなんだろうけれど、普通にはおいしいことなんだろうな。
スパなんかの場所よりもどっか落ち着いてことに望めるし、あんなことやこんなこともできるし、と普通は考える向きも多いと思うけれど、どうやら誰か亡くなったのは本当のことらしいし、それに付け込んで、というほどがっついた歳でもなくなってる。
なにより背景を考えればやっぱなんかかわいそうだよな。
ちょうど2,3日前から体調を崩していて、ただでさえ息をするのもつらい状態だったからやんわりとお断り申し上げた。
同情もありサービスは別としていくらか渡してあげてもよかったんだけど、結局その後テキストはこなかった。