土曜日は仕事が休みなもんで、嫁さんの食糧調達のドライバーを仰せつかった。

しばらく前から「ミリンがー、ミリンがー、ナイー」といっていた。

2ヶ月以上の都市封鎖で、困窮生活がさらに加速しているので日本食材店とかそんなブルジョアなところにはいけないし、その前に移動や外出自体が規制されていた。

嫁さんはフィリピン人なんだけど、いつの間にか日本人顔負けの味噌汁や卵焼きを作る。

調味料というのか食材も、みりんとか料理酒というのはやはり日本独自なんかな?ないといつもの味が出せないとのたまう。

こぞーはこぞーで「納豆が食いたいね」とぼそっと呟いてたっけ。

そういえばもう3ヶ月はそういった純日本食材とは無縁の食生活。

その一昨日の土曜日、思い切って日本食材店にいってみた。

ソーシャルディスタンスという、はやりのあの不思議なルールで店の外まで人が並んでいる。

店内5人までで、買い物終わって出ていった数だけ新たに入店できる、という仕組みらしい。

せっかく来たんで、炎天下の中しばらく並んで待って入店。

おお!

食材運んでくれる運び屋さんが復活したのか、コンテナが届いたばかりなのか知らんけど、店内はぎっしりと食材が豊富に並んでいる。

たぶんなんかのタイミングが良かったんだろうな。

無事みりんと納豆を買うことができましたとさ。


B4F51817-CB72-47E4-B88A-27C34B4F571B

その日の夕飯は納豆に豆腐の味噌汁で、無情の喜びを感じながら貪り食った。

外は夏真っ盛りの暑さのマニラだけれど、やはり熱い湯船に肩までどっぷり、というのが無性に恋しい・・

たまーに日本に帰りたくなるね。