フィリピンに来てずーと不思議に思っていたのが

こちらでは誕生日の人がまわりのひとをもてなすことになっている。

プレゼントをもらったりする日本とは逆の習慣。

スタッフや同僚の多いところだと、もてなす方も大変のようで、誕生日ということをなるべく知らせたくないふうな人も多い。

周りはそれをしっかり覚えていてはやし立てるのもよく見る光景。

もてなしはパンシットという焼きそばみたいなものが定番。

日本のそばと一緒で、長生きするようにとかいう意味が込められている縁起物らしい。

あとはピザとかが多いのか。
人気なのか多分こういうとき用なんだろうと思うけど、直径1メートル以上はあろうかというでかいピザが配達されてくることもある。

昨日はわたしの誕生日。

こちらが忘れていても職場に行くと毎年サプライズを仕掛けてきてくれる。


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しかり風船の飾り付けもされて、ケーキとちょっといいシャツのプレゼントももらってしまった。

どうやらみんなでお金を出し合ってくれたみたいで、ちょっと というかかなり気がひけるな。

しかも通常はこちらがもてなす側なんだし。

あとうれしいのは女性スタッフがみんなハグをしてきてくれる。

これは大っぴらにあの感触を楽しめるんである・・・ふふ
とかにやけていたら

「どう私のおっぱいの感触は?」とすっかり見透かされていた。

まあ、普段からおっぱいフェチは公言しとるしね。

こちらの慣習にのっとって、ピザとアイスクリームでお返し。

大盤振る舞いでもないけどスタッフが多いんでそれなりに大変ではあるな。

アイスクリームの食べ過ぎで、喘息の発作が出て病院に担がれて行ったスタッフが出たりと、いつもながら大変なもりあがり・・・

といろいろ揉みくちゃにされながらの1日がすぎ、夜は家族のおもてなしでちょっといいところで食事。


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誕生日ケーキまでついてきた。

そういえばこちらの困った習慣で、誕生日にはケーキとかサービスで出てくるのはいいのだけれど、いちいちフロアスタッフ総勢でドンチャカお祝いの歌をテーブルで歌ってくれるのがどうもね。

昨晩はそのドンチャカはなしにしてもらってケーキだけありがたくいただいた。

他のテーブルでは2グループほどドンチャカやられていたけど、そちらもどうやら誕生日だったみたい。


あとあと考えるに、なんでフィリピンでは誕生日の人がもてなす側なのか。

やはり貧富の差があるだけに、プレゼントを用意できる人とできない人で気を使わないで済むためなんだといまごろ気づいたしだい。

誕生日側の人はできる範囲でやればいいことだし、まわりは茶化すもののお互いふところ事情は知っているのでそこはそれ。

こういうところはフィリピン人のやさしさだと思うな。