むかし日本で自営業をしていたころは少し金回りがよくて、金回りがよいという錯覚だけでかなり無駄使いもしてしまった。

入ってきたお金以上に使わなければ問題ないのは道理なんだけれども、調子に乗っているときにはそういうこともわからないのね。

しかもそういう状態がいつまでも続くとおもっているところが間違いで、やはり「備えよ常に」なんだな。いまさら遅いけれど、せめて今後の生活には生かさないとね。

フィリピンに来てからは困窮邦人一歩手前のふちをぎりぎり歩いているので、必然的に無駄遣いはしないしできないか。

物欲は以前の生活である程度満たしたし、いくらほしくて恋焦がれても、手に入れてしまえばさめてしまい、ついには飽きてしまうのも経験済みなんで、今はそれほど物欲は強くない。

育ち盛りのこーぞーなんかは今からの人生なんで、ほしいものもやりたいこともいっぱいあるみたいで、私につき合わされるのは迷惑だろうけどね。

いまのフィリピンでのこの時期人々の一番の関心ごと、サーティンスマンスペイ。

日本のようにボーナスというのは一般的ではないみたいだけれど、正社員ならこの時期に一か月分の給与を余分にもらえるように法律で決まっている。

これがいわばボーナスに当たるもので、正社員なら間違いなく一ヶ月分が保障されている。
中途採用は正社員になった期間によって計算されるみたいだけれど。

私も何を隠そう一応正社員という立場なので、この対象に入っている。
ほとんどが借金返済と車の修理でなくなる予定だけれど、ひとつだけもしかしたら買おうかなとおもっているものがある。

キンドルといってアマゾンの電子書籍を読むタブレット?というのかな。
もともと活字中毒なのだけれど、フィリピンではなかなか日本の書籍が手に入らない。
アマゾンで買って運び屋さんに持ってきてもらうという方法もなくはないけれど、
あの書店でいろいろ立ち読みして選び、買って帰るときのワクワク感からいうと、間が空きすぎてしまって、運び屋さんから受け取ったときには「あーそういえば頼んだっけな・・」になりがち。

その点電子書籍ならサンプルページのダウンロードがいわば立ち読みでぱらぱらめくってみる部分で、気に入ったら購入して即ダウンロードできるところはすぐに読めて便利だし。

アマゾンのプライム会員に入っていれば無料で読める本もかなりの数ある。
自炊の手間を考えなければ青空文庫もあるし、このキンドルがあれば活字には困らないだろう。

・・でほしいのがこれ


プライム会員だとさらに4000円くらい割引になるらしく、十分元は取れる。
ただ、暗いところでは読めないらしいので、そうなるとこれかな?

でもこれだとこっちのタブレットと値段変わらないか、どうかするとタブレットのほうが安くなる。



 
インターネットやメールの送受信なんかも出来るだけタブレットがましじゃね?という考えがちらちらよぎるのだけれど、近頃めっきり目が疲れやすくてスマホやパソコンの画面を長時間見るのがつらい。

やはりこれで決まりかな?いややっぱり本を読むだけだから一番安いほうでいいや・・・


 
などと13ヶ月目の給料がいつ支給されるのか今か今かと待ちながらこの堂々巡りを楽しんでいる。