もちろん例のパチモンのロレ。

20年以上使ってきた唯一の財産といってもいいオメガの腕時計が調子悪く、
いつもお世話になっている時計屋さんにオーバーホールに出したのだけれど、 
やはり時々止まる。

6か月間は保証期間といわれていたので、古い時計なので気が引けながらも持ち込む。
帰ってきてまた止まってまた持ち込むというのを結局2度繰り返した。
向こうも恐縮するのでこちらもさらに恐縮するのだけれど、その後はしばらく調子よかった。

でもある日気が付くとプッシュボタンが一個取れてしまっている。

時計自体は動いているのだけれど、ボタンを押せずに使えない機能があるのはやはり気持ち悪いし、
小さな部品とはいえ、取れてしまったその姿はやはり気持ちのいいもんじゃないな。

もちろん保証外だろうけれど、部品を取り寄せてもらうことができるか、また持ち込んだら取り寄せできるとのこと。

またまた入院と相成った。

かわりに使っているのが例のパチモンのロレックス。
すでに一年以上使っているんじゃなかろうか。

竜頭を動かすとゴリゴリした感触があったり、文字盤自体が動いたりとなかなか笑わせてくれるのだけれど、あたりが取れたのかなかなか滑らかな感触になってきている。

何より元ネタがいいので当たり前か、老眼の目にも時間が読めるし、なんだかんだで使いやすい。

あたりが取れた代償なのだろう、いつの間にか文字盤にホコリが付着している。

今日仕事中なのに、ふと思いついてばらしてみた。
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もちろん中身はなんかの使いまわしなんだろう、白いプラスティックのスペーサーをかましてサイズを合わせている。

これで竜頭を引っ張ると文字盤自体が動くのね。

びっくりしたのはちゃんとパッキンが入っていて、裏ぶたとの間の汚れもそこで止まっている。

本物は防水のもともとダイバーズウォッチなんだけれど、なんせパチモンなので防水機能なんて期待はしていないため水につけたことはない。
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ダイバーズウォッチ定番のねじ込みりゅーずの部分もちゃんとパッキンが入っているし、もしかしたらそれなりの防水性能はあるんじゃね?と思ったけどやはり試す勇気はない。

竜頭の引き抜き方をネットで調べて引っこ抜くと、結構な汚れ。
これがあたりの取れた部分でもあるんかな?
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機械本体も取り外せ、無事ホコリも取れましたとさ。

本体を外したガワだけの部分が思ったよりずっしりしていて、なかなかパチモンとは思わせない重厚感。

もともと買ったときは金属製のブレスレットだったけれど、重いので外して布製のバンドに変更している。
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ブレスレットで隠れるこの部分は研磨がされていない。
ここがパチモンとしての主張か。

特にこだわりがなければ時計なんてこれでいいんじゃないかと思えてくる。
ま、でもパチモンはパチモンで違法なんだけどね。

どっかでホールドアップにあってもホイホイ渡しても惜しくないし、いざとなれば投げつけてもいいかもね。

・・・と思いながらもこのパチロレに結構愛着がわいてきてしまっている。

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組み立て完了!