こちらに来てから現地の免許に書き換えた。
もうだいぶ以前のことだけれど、当時しばらくは勝手もわからないのでほったらかしにしていた。

マニラの交通事情を見ると当初はなかなか自分で運転しようという気にもならなかったけれど、
慣れてくると行動範囲が広がりドライバーさんに運転してもらうと、まずい場面もだんだんと出てくるものだ。

交通事情にも目が慣れてくると自分でも運転するようになり、そうすっとたまになんかで捕まったりすると具合が悪い。

一度はしょうがないので日本の運転免許証を見せたら、「韓国語はよめねー」といって結局いくらかの袖の下で開放してもらった。

こちらの人には日本語も韓国語も中国語も区別はつかないらしい。

「交通巡視員レベルだったらいいですけど、PNP 警察官に捕まると袖の下は通用しませんよ」
とうちのドライバーさんに言われていたが、 夜中の検問で引っかかってしまったこともある。

確か拙著「海外逃亡してしまいました」にこの辺の下りは書いたかもしれないけれど、
この時は5人くらいの警官に車の中隅々まで調べられて、留置所に連れていかれる寸前までいった。

結局この時も袖の下がきいたんだけれどね。

そんなこんなでいよいよギブアップして現地のライセンスを取りに行った。
といっても日本の免許を持っているので、試験も何も必要なく結局当日交付してもらった。

こんなことならもっと早くやっておくんだった、と思ったっけ。

今日は明け方無免許で捕まる夢を見て目が覚めた。

実は更新の期限がひと月ほど過ぎているんだよね。
忙しさにかまけてついつい延び延びになっていたのだけれど、この夢が正夢にならないように
とうとう今日朝からLTOという陸運局みたいなところに行ってきた。
2015-12-18-11-05-01

多分これで更新も2度目か3度目のはず。
外国人ということで支署では取り扱ってもらえないので、ケソンシティの本部まで行く。

以前はメディカルチェックとして、医師らしき人の問診と尿検査があったと思うのだけれど、
今回は視力検査と色盲検査、それにズボンをまくって両足を見せるだけで終わった。

あとは受付に書類を出して、順番待ち。
カウンターに呼ばれてモニターに映し出された住所や名前の個人情報を確認させられる。
住所のSが5になっていたので指摘すると、「修正するには追加料金と書類が必要になるよ」とおばちゃん。

「お前のミスタイプじゃないのかよ」と言いたくなったけれど、人を待たせていたので余計な時間をかけたくないし「そのままでいいよ」ということにした。

そのあと顔写真撮られて、エレクトリックサインをしてお金を払う。
418ペソだから1000円ちょいかな?

更新期限が過ぎているのは何のお咎めもなし。
よっぽど過ぎない限りはそんなもんだそうな。

そのあとまた40分ほど待たされたけれど、無事新しい免許証をもらって開放。

古いほうの免許証もくれたので例のタイプミスを見比べると、やはり古いほうのはSになっている。

身長体重も免許証には記載されているのだけれど、いつの間にか3cm背が縮んで、体重が10kg増えていた。

もちろん事前検査で身長体重なんて計ってないので、これもミスタイプなんだろうな。

なんかミスタイプとはいえ背が縮むと年寄りになったみたいでいやな気がするね。
体型も小太りかぁ?

いろいろとゆるーいフィリピンだけれど、日本みたく即日交付できるのはやはり進歩したとほめてあげないといかんのかな?