クレジットカードの申込書を書くにあたって、あとから思い起こせば、引き落とし口座を書く欄がなかったなあと思い出した。

見落としはしてないはずだったけど、と思いながらも待つこと数日。

カード会社から電話がかかってきて、本人確認と幾つかの確認事項があった。

でも相変わらず引き落とし口座の話は出ないし、と思いながらさらに待つこと数日。

メールと携帯電話宛テキストでカードが近日配達される予定であるとメッセージが届いた。

届いたカード付属の案内を見ると、支払い方法がいくつか書かれてあり、基本的に請求書が届いたらオンラインバンキングかモールなどの中にある公共料金などを支払う専用の窓口で払うのだと。

なんだかんだで10年ぶりにまたクレジットカードというものを手に入れたのだが、やはり以前のことを思い出すもので、緊急時にのみ使うということにして、キャビネットの奥深くにしまっておくことにした。

そうは言いながら、アマゾンに注文があるときに、やはり今までの現金のやり取りが面倒で、カード払いにしてしまった。

いつもなら知り合いにペソで持っていって日本の口座に振り込んでもらうため、いわば現金払いと同じなのだが、カードの場合支払いがあとになる。

支払う分の現金は取り分けておこうと思いながら、気がつけばその分もいつの間にか使ってしまっている。

請求書が届いた時には取り分けていた分はほぼなくなっているし、やはり自分の性格というかだらしなさを呪うべきか・・・

今回は額も大きくなかったため給料が入った時点で全額支払いをしてきたけれど、請求書にも日本と違うシステムが見えた。

請求額の下に最低支払額という焼く10分の1くらいの金額が記されており、きけば支払い期限までにその額以上払えばとりあえずいいのだと・・・

この辺もまた自分にとってはなんか悪意のある罠に感じられるのは被害妄想か・・

やはりある時払い、みたいな感覚で借金はするべきじゃないというのは身にしみてるしね。

とりあえず、少しはお金も貯める努力をしないと、緊急時にいつも慌てふためくのがうんざりなので、普段の銀行口座と別に貯蓄用の口座を作ろうと銀行に訊ねたのだが、あまりその手の商品は多くないらしい。おまけに日本人ということで支店長の決断を待たなければいけない、と言われ必要書類をすべて用意していったにも関わらず、口座は開けないまま。

大部分のフィリピン人の国民性として貯蓄という感覚は少ないようだし、我が身同様カツカツの生活を送っていればそんな気は回らないのかもしれない。

そんなことで日本のような積立とか定期預金みたいな銀行の商品は少ないのだろう。

今のところ慎重にカードも扱っているけれど、以前と同じ轍は踏まないようにしないと。

あの悪夢はもう懲り懲り・・・・