海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

2019年10月

わがお気に入りの腕時計、中華製のセイコーとちょっとややこしいけれどその分安く、ジープニーのドライバーとかもつけている。

ダイバーズなので丈夫、しかも一応自動巻で電池がいらないというとても安上がりなやつ。

8千ペソくらいで買って、わざわざ同じくらいの金額でカスタム用のパーツを取り寄せて改造してもらったもの。


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いっけん高そうな時計に見えるらしく、ときどき「その時計はどこのブランドですか?」ときかれることがある。

まあ、金額的にも気を使わなくて済むし、何より老眼鏡なしでパッと見に時間が把握できるというのを目的に改造しているので、いまんとここれが自分いとっては最高なのかも。

・・・と、もうなんだかんだで2年ほど使っていないか?

ガラスの裏側にホコリが3個ほどついているのがしばらく前から気になって・・・
どうせ老眼でよく見えんくせにとなんか我ながら矛盾しとるね。

会社で暇ができたときにちょっとバラして掃除しようと考えたのが悪かった。

いらんことしてたら、なんと、竜頭が折れてしまった・・・

破断面を会社にマイクロスコープがあるので使って覗いてみたらやはり折れている・・・

で、久しぶりにいつもお世話になっているモールの中の時計屋さんに持ち込んだ。

ここは修理職人が2人交代で店頭におり、作業しているところも見れるようになっている。

「あー部品取り寄せて交換せんといかんねー。ついでに中もきれいに掃除しとく?まとめて1500ペソでいいや」

昔オメガの時計でオーバーホールだけで5万円ほど払った覚えがある。
それからいけばやはりなんて格安な時計なんだ。

預けて約3週間、「多分あの職人さん俺の連絡先無くしたんじゃ?」と思い始めた頃ちゃんとテキストメッセージが届きました。

「お預かりしてた時計の修理が終わりました」

日曜が待てず早速嫁さんに取りに行ってもらった。


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帰ってきたのがこれ。

なんとなく前の写真と比べると竜頭が長くなってるような気がするがもちろんそんなことは気にしない。

ガラス裏についてたホコリもきれいに無くなって気分もいい。

あとはベゼルをコインエッジにすれば自分的には完璧か・・・

フィリピンに長期滞在してるひと、確か6ヶ月以上だったと思う。

こういう人がフィリピン国外に出るときには「再入国許可証」というものを事前にイミグレーションに行ってもらっておかないといけない。

長期滞在者といってもオーバーステイなんかはまた別の話で、今回は合法的に長期滞在できるビザを持っている人向けのはなし。

空港の出国審査のところにも窓口があって、再入国許可をもらっていない人はそこで発行してもらえるようなのだけれど、いまいち確証がない。

そこでできれば、いちいちめんどくさいイミグレーションにいかなくてもすむのだけれど、もし違って当日出国ができないとかいわれると面倒だし試したことはない。

んで、また朝からイントラムロスのイミグレーションに行ってきた。

フィリピンのお役所な上に、さらに腐敗臭がぷんぷんするところ。
スキあらばちょろまかしてやろうというのが感じられて、できれば、できれば行きたくないところの筆頭。

前にどうも1000ペソちょろまかされたような気がしていて、いまだに釈然としてないしな。

再入国許可の申請には入って左奥の、おっさん達が座っているところに行って書類をもらう。

この時点でおっさん(職員)の態度がすでに横柄。

用紙は一枚、それにパスポートとエイリアンカードのコピーをつけて提出する。

コピーはドアを出ると、狭いスペースでコピーしてくれる場所がある。

大体その書類を記入するのに書く場所、テーブルかカウンターみたいなものが極端に少ないので、めんどくさい。

で、書類をさっきのおっさんに渡すと

「名前とサインがない!」と横柄な態度。
どうもこちらが丁寧に出ると横柄になるし、毎度のことながらイライラするね。

前に行ったときは、書類を閉じるバインダーと写真も貼って提出だったはず。

多分これは商売やね。写真なんてどう考えても必要ないし、バインダーも結局その中で買わされるんだけれど、手続きが終わったらまた外して売るんだろうとミエミエ。

今回はどっかでそういう文句も出たのか、写真もバインダーもなしで提出できるようになっていた。

こういう細々とチョロまかそうというのが毎度いらつく。

提出してしばらく待つと、別のカウンターから呼ばれて別の書類を渡される。

これを持って会計窓口に行き、書かれた金額を払って領収書持って戻ってこいというのが一連の流れ。

この会計で前に1000ペソちょろまかされたんよね。

一旦お金を受け取っっておきながら、後になって1000ペソ足りないとか500ペソ足りないとか、いうのが手口。

今回私の書類には1670ペソと書かれている。
1000ペソ紙幣2枚をこれ見よがしにひらひらさせて会計のババアに見せつける。

「これで足りないとかいうなよ・・・」と思っていたら、ババア

「2170ペソだ!」と電卓に数字を打ち込んで見せてくる。

?????またかぁ?と用心して構えたら紙はもう一枚あったっけ。

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この金額と思い込んでたら・・・この下にもう一枚

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でた!エクスプレスレーンフィー。

別に特急で処理してもらった覚えもないし、もちろん頼んだ覚えもない。

ことあるごとに取られるこの手数料はいまだ釈然としない。

今回はあまり人が多くなかったので、比較的早く済んだのがましかな?

手続き途中、となりにいたアメリカン人のおっさんが、別のなんかの手続きをしていた。

どうやら緊急に国外に出ないといけなくての手続きだったみたいだけれど、職員のおっさんは

「いやーそんな早くは無理やね」といっていた。

アメリカ人は「母親が危篤ですぐに帰らないといけないんだ・・」
表情もずーと険しいままだったけど、どうなったろうか。

私が帰ってくるときはまだ終わってなかったみたいでちょっと気になったな。



例の全裸で車道に叫んでいた彼。

夕方には新しいシャツと半ズボンを着せられていて、ちょっとほっとした。

んで、次の朝また通勤途中に見かけてしまったのだけれど、なんとまたほぼ全裸。

ほぼ、というのはこんどはパンツがわりにビニール袋でなんかフンドシみたいなものを作って履いている。

オレンジ色のスケスケのふくろなんで、ほぼ、ほぼ全裸なんである。

ビニール袋の端を体の横で結びながら歩いているけど、表情はいたって晴れやか。

壊れているというより、ここまで晴れやかな表情は 魂の解放・・・的な・・・

ここに至るまでの状況も勝手ながらなんとなく想像できるだけに、いろんな問題やストレスから彼は開放されてるんだなと思ってしまう。

何が実際しあわせかはわからんな・・・

通勤途中ちょっとショックなものを見てしまい・・・

自宅近くに多分日本人であろうホームレスの男性がいる。

もうそろそろ1年くらいになるんじゃなかろうか?

時系列にちょっと振り返ってみると・・・

 最初は歩道に正座して道ゆく人に物乞いしていたけれど、そのときはなんとなくまだ知性というかなんというかそういうものが恥じらいの奥に見えていた。

 その後しばらく見たり見なかったり。
たまに見かけるとだんだん汚れた格好になってきていた。

それでも不思議なのは逆にふくよかになってきていたこと。

 車道脇から移動して古いモールの入り口近辺でよく見かけるようになってきたのは、多分そこが定位置になってきたんだろう。

誰かにもらったものか、なんか食べてるしチョコレートのジュースみたいなのをおいしそうに飲んでいる。

この頃から表情が変わって、簡単にいうとおかしくなってきているような・・・

この辺までの変化が約半年かな?
最初に見た頃はどうしても日本人に見えたので、コゾーなんかも「話しかけてみたら?」といっていたのだけれど、やはりなんとなくね・・・

明日は我が身というのもあるし、向こうにまだプライドとかあったら気まずいだろうし。

んで、最近はすっかり壊れた感じで周りにも溶け込んでいた。

最初見たときは襟付きのポロシャツ着てたし、ゴルフ焼けした駐在の部長さんに見えなくもない。

でもやんごとなき事情でここに至ったわけで、やはりアイデンティティーの崩壊もしょうがないのか・・・

やはり明日は我が身かもと身につまされる。

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その彼を昨日の朝通勤途中に見かけたのだけれど、いきなり全裸。まっぱ。

で、車道に向かって何事か叫んでいる。

複雑な気持ちで通り過ぎ会社に向かったけど、あそこまで壊れると逆に楽なんかもね。

会社に出てくれば相変わらずのストレスだらけだし。

そんなことを考えながら今度はいつもの渋滞の中仕事を終えて家に帰る。

その途中また例の古びたモールの前を通りかかったら、定位置にあの方が寝そべってなんか食べてる。

しかも新しめの半ズボンとシャツを着てるし、さすがに誰か着せてくれたんだろう。

フィリピンにはパキキサマという言葉があって、ニュアンス的には相互扶助?みたいな感じ。

貧困国でホームレスの数はダントツに多いわりに餓死者はまったくいないのだとか。

どっかで誰かが死なない程度には面倒みてくれるような気質らしいし、これは実際に働いていてスタッフなんかからも感じられるところ。

たとえ一個のクッキーでも分けてくれようとする。

そういえば路上生活者は多く見かけるけれど、ほとんどきちんと散髪されている。

かの日本人もいつも髪はきれいに刈り上げられているし、路上生活し始めた頃より現在の方が太っている。

誰が散髪してくれてるんだろうね?

いまだこれは私にとってのフィリピン七不思議の一つ。

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写真は路上でスマホ用品とか売ってるひと。

台の上に積まれているのはスマホの画面に貼るガラスみたいなもの。

貼り替えもしてくれるようだけれど、横はジープニーが黒煙吐き出しまくって走ってるんよね。











コゾーに教えてもらったのだけれど、近くに新しい巨大モールができているんだとか。

近くといったらモールオブアジア、通称モア(MOA)もじゅうぶん巨大だし、そのモアも増築増築でどこまで膨らんでいくんだろう。

その近くにさらに巨大なモールができて、今度はSM系ではなくアヤラ系なんだと。

別に今更モールが幾つできてもあんま関係ないしな、と思っていたらアウトドアショップもあるげな。

ちょっとそこだけ興味があったんで、コゾーと晩飯ついでにのこのこ出かけてきた。


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中庭というレベルじゃないなこれは。
日が落ちてからならいい散歩コースにもなりそうな。

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まだ回転していない店舗が多い中、げんき寿司がオープンしていた。

げんき寿司なら別のモールで行ったことあったし、それなりにおいしい回転寿司だったのでそこで晩飯食べることにした。

まだ周りは工事中の雰囲気ながら、なんと満員でしばらく入店を待たされる。

やっと席に着いたと思ったら、あの別の店舗であったオーダー用のタッチパネルがない。

そこはまだ準備中なんだな、と思っていたら・・・さにあらず。

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自分のスマホでこのQRコードだっけ?をスキャンしてスマホからオーダーするんだと。

日本ではもう一般的なのかもしれんけど、ちょっと面食らった。

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メニュー画面も英語のほか中国語と日本語が選べるようになっているけど、日本語はところどころビミョーな部分があるな。

群ガン というのがなんなのかしばらく考えてしまったけれど、どうやら軍艦巻きのことらしい。

日本資本と見せかけてやはり中華がオーナーなんか? よーわからんけど・・・

これだけ過密ともいえるくらいモールやらコンドミニアムやらが林立して、その割には潰れたっという話は聞かんしまだまだこの好況は続きそうなかんじやね。





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