海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

2016年07月

あまりいい経緯でフィリピンに来たわけじゃないので、思い出したくないことも多いのだけれど、
簡単にこちらに来るに至った経緯をとつとつと・・・

拙著「海外逃亡してしまいました」に詳しく書いたつもりだけれど、友人と兄がほぼ相次いで自己破産。
保証人になっていたため自分の負債額が一気に増えて、自分の歯科技工所としての事業も首が回らなくなった。

借金の督促ははがき封書電話とあらゆる方法で毎日のように来るし、泣きっ面にハチで取引先の歯科医師が交通事故で仕事しなくなった。大口の取引先も取引先を変えだして売り上げも大幅減。

そんなこんなのときにフィリピンからのお誘い。
結局ほかに行くとこも方法も思いつかなかったので、流れのままにフィリピンに漂着。

日本に比べるとやはり低い賃金ながら、なんとか生活をたてなおしつつといった矢先に勤め先が突然の倒産閉鎖。

それでもいまだにしぶとくこちらで根を張ることができているのは、やはり手に職を持っているというのが大きい。

今日本からお客さんが来ていて、この方はベテランの技工士さん。
リタイヤしているのだけれど、それでもなんか世の中の役に立ちたいということで、技術指導に来られている。

この方と例の自宅近くの困窮邦人?の件で話をしたのだけれど、このベテラン技工士さんいわく、
「私なら食うだけならどこ行っても食っていけるね」とおっしゃる。

これは私も同感で、雨露をしのいで食べ物にありつくくらいのことだったら、歯医者を渡り歩くなりしてやっていけそうな気がする。

日本じゃ日の当たらないところで仕事しているような技工士だけれど、海外じゃ評価されているので、その期待を裏切らないくらいのレベルであればどこでも食っていけるんじゃと思う。

フィリピンは特に暑い国なので、屋外で仕事しなければいけない人なんかは見ていて気の毒になることもある。

技工士は屋内の仕事なのでこの面でも恵まれてるか。

こちらの技工所によってはクーラーなしのところも多いけれど、それでも直射日光のもとよりはましだろう。

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人のことより自分のことを心配しないといけないのだけれど、最近になって自宅近くの歩道に物乞いをしている人がいる。

スクワッターとか箱に住む人たちは、もちろん以前からたくさんいるのだけれど、 この新しく参加してきている人が何となく気になって・・・

というのが物乞いの姿勢が歩道の固い地面に、わざわざ膝を立てて座っている。 
体育すわりとか正座ではなく膝とすねで立ってるといえばわかるだろうか。
ちょうど L字形になっている。 

これだと膝に小石がめり込んでいたかろうと思うのだけれど、この姿勢で両てのひらを差し出している。

最初のころは後姿を見るだけだったのだけれど、先日いつもと逆方向から車で走ってきたときに顔が見えたのだけれど、どうも日本人に見えるの。

通常路上で物乞いしている人たちは、やはり一種独特の雰囲気があるし、営業スマイルじゃないけれど、哀れっぽい表情を作っているのが常だけれど、この人は日に焼けて浅黒い顔ではあるけれど、簡単にいうと知性を感じるような顔をしている。

スーツなりネクタイ締めてマカティででも歩いていれば、ゴルフやけした日本人駐在員のしかもそれなりのポジションといわれてもおかしくない。

道路わきに膝立てている表情は何となくにこやかなのがまたかえって不気味だけれど、
やむにやまれぬ事情があってそういう状況に陥った照れ隠しに見えなくもない。

今のところ近づいてみることもないし、お金を渡したこともないけれど、何となく気になるこの頃。

自分も困窮邦人一歩手前とはいえ、まだこうしてインターネットにでもつなげられる環境にいるだけずっとましなんだろうな。

明日は我が身とやはり思ってしまうのだけれどね・・・

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思い出したように先日のボラカイの話。
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もともとは2泊3日の旅程だったのだけれど、私だけ急ぎの仕事の後始末で1日遅れで出発。
そのため現地での夜は一晩だけ。

ボスが労をねぎらうためか、夕食と催しものが終わった後

「マッサージに連れて行ってやる」 
「もう一人の日本人の客人もいっしょにな」
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そうもう一人私よりさらにご高齢の日本人のお客さんもすでにボラカイ入りして楽しまれていたのだった。

ボラカイはさすがリゾート地、夜になっても海に面した通りに軒を連ねたバーやお土産屋、レストランなんかにぎやかだ。

写真は昼間の様子。このスタバが世界で一番波うち際に近いスタバなんだとか・・
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その狭い通りを夜間通ると、やたらマッサージの客引きが目に付く。

マッサージっちゅうのは特別な資格や免許がいるわけでもないし、店の設備も知れたもんだし、
なかなかもとでなしでやるにはいい仕事なのかもね。

ボスは勝手知ったる様子で目的のお店に直行。

道々 「通常のマッサージがいい?それともハッピーエンドがいい?」
と聞いてきた。

ちょうどその日の昼から体調が悪く、早く宿に戻って休みたかった私は
「普通のマッサージにしよう」と答えておいた。

ただついた店舗は奥まったところにある入り口で、かなり狭く急な階段を伝って2階に上がらないといけない。

階段を上がったところの照明が真っ赤で怪しさ十分。

同行のもうひとかたの日本人のおっさんには、事前に何も説明していなかったので、
この怪しい雰囲気から別に期待するものがあったみたい。
マニラもそうだけれど、ほとんどのマッサージスパなんちゅうものはエクストラサービスがつきものだからね。

受付でどういった内容のマッサージがいいかと聞かれお金を払うのだけれど、
「フルバディー1時間でお願いね」と一人当たり500ペソだったっけか払った。

ここで魚心あれば水心的なやり取りを含ませると、例の ”ハッピーエンド” ご招待となるんだろうけど、客人には悪いけれど早く帰りたかったので余計なことは言わなかった。

もう一人のおっさんはハッピーエンドやる気満々だったみたいというのはあとから気づいた話で、
この時はそこまで頭が回らなかったのね。

二人同じ部屋、小さなマッサージベッド2つでいっぱいいっぱいのところに案内された。
照明は真っ赤だし怪しいことこの上なし。

同行のおっさんは「えっえっ?同じ部屋?」とか言っていた。

多分あとから想像するに、同じ部屋でエクストラサービスされる羞恥プレイのオプションとでも思っていたのだろうか、あはは。

さらにパンツいっちょになってベッドで待っていると、入ってきたセラピストは二人とも男。

セラピストの待機室には男も女も待機していたのはちらっと見えていたので、
普通のマッサージだと男が来るんだなー、男にやってもらうのはそういえば初めてだけれども、力があっていいかもなーと思っていたけれど、同行のおっさんはさらにびっくりしてたんだろうな。

私はちょっと下してゆるくなっていたおなかが、押されたら漏れるんじゃないかと最初はびくびくしていたけれど、疲れていたのかいつの間にか眠ってしまっていた。

男といいながらも力加減は大して変わらないし、フツーのとってつけたようなおざなりのマッサージだったし、これならやっぱり女のセラピストのほうがいいなと思った。

宿までおっさんと二人で歩いて戻ってきたけれど、おっさんは若い衆がみんなで飲んでるのを発見してそっちに行ってしまった。

もうその時夜中の12時過ぎだったけれど、やっぱあの世代は元気なんかな。

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知り合いの日本人に、こちらで事業を立ち上げるのに観光ビザでしばらく滞在している人がいる。

どれくらいしばらくかというと2年ほどだったかな?
もちろん観光ビザの滞在期間は2カ月だったか、制限があるので切れる前にイミグレーションに自分で行って延長の申請をしているので、別に不法滞在でも何でもない。

最長2年ほどまで延長滞在することができるけれども、それ以上はダメなんだとかで、この間いったん日本に帰っていた。

運転免許証の更新とかいろいろ日本側で用事を済ませて2,3日でまたマニラに戻ってきている。

またこれから2年ほど滞在できるのだとか。

そんなに頻繁にイミグレーションでビザの更新をしてなにも怪しまれないの?と聞いたら
「特に何もないですね。たまになんで延長するのかと聞かれますけど、フィリピンが好きだからと答えれば、あっそ で済みますよ」とのこと。

この辺もやはりフィリピンならではですな。

といっても観光ビザにはもちろん制限があって、こちらで働くことはできない。
彼の場合は日本側から収入は得ているのでその点は大丈夫のよう。

ただ事業を本格的に始めようとすれば、やはり観光ビザではだめだろうし、
従業員も雇うとなれば会社を立ち上げるとかいろいろやらないといけなくなってくるはず。

会社立ち上げも確か外国人だけでは登記できなかったんじゃなかったか。

その辺になってくるとまたいろいろめんどくさくなってくるんだろうな。
いろんな申請やら申請でお役所仕事にも立ち向かわないといけなくなってくるし・・

観光ビザでひところのはやり言葉 そとこもり をやるにはフィリピン最適かもね。

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日本そばとフレッシュブコジュースの組み合わせもなかなか面白い。


 

たぶんどこでもそうなんだろうけれど、フィリピンの富裕層の中にいわゆる成り上がりでそういったレベルに至った方もたくさんいる。

例のパテックをしているクリニックのオーナーも、一代で築き上げたもので、そのビジネスの成長ぶりには目を見張るものがある。

こういった人はやはり尊敬に値するのだけれど、どうしても自分としては受け付けられないタイプの成り上がりもいる。

患者さんで時々このタイプ が来られるのだけれど、今日はその愚痴でも・・・

フィリピンはご存知のように貧富の差が激しい。

日本のフィリピンパブで出会って恋に落ちて、フィリピンの家まで追っかけてきて、バラックに住んでいたりするのを見て愕然とする。

ひところはピーナは別の家に連れて行って、旦那がいるのに兄とかいってだますとかそういうこともよくいわれたのだけれど、こちらに住んで現状を見ればまた違った事情が見えてくる。

今は日本のパブのタレントも少ないのだろうけれど、 やはりそういうところに出稼ぎに行くピーナの生活レベルは推して知るべしで、どちらかといわなくても裕福なレベルではない。

多くはバラックみたいなところに住んでいたりで、そんなところに日本のおっさんが追っかけてくればやはり逃がしたくない一心でなるべくダークサイドな部分は見せたくないのも当然だろうと思う。

知り合いや親せきでちょっとましなうちに住んでいる人がいれば、その家を利用するのもわかるような気がする。

それはさておき、フィリピン現地でも夜のお店で働くピーナは多く、外国人との出会いも多いはず。
こちらでビジネスをやっている外国人など、一般的なフィリピン人から見ればかなりの富裕層といっていいはず。

もともとコミュニケーションスキルの高いピーナ、そういった富裕層の外国人を射止めて、いわゆる玉の輿に乗る人も出てくる。

そうなるとバラック住みから一気にマカティやフォートボニファシオのコンド住みになったりするわけで、持ち物やアクセサリーもロレックス、ヴィトン、プラダとわかりやすい高級品になってくる。

こういうピーナが歯医者に来るとなかなか厄介なの・・・

これもよく知られたことだと思うけれど、ピーナの入れ歯率は結構高い。
もちろん貧困層の話だけれど、子供のころから虫歯になると抜いちゃえーという環境で育ってきているのでこういった成り上がりのピーナたちも、下手すれば20代なのに総入れ歯に近い状態だったりする。

富裕層の仲間入りをすると有名どころのデンタルクリニックに行き、インプラントだラミネートべニアだ、ホワイトニングだとほぼフルコースの治療を希望したりする。

治療内容によっては代金もミリオンになることもあり、そうなると彼女たちは女王様状態になっていく。

「そんだけ払ってるんだから」というので、一日中クリニックに居座り無理難題を吹っ掛けてくる。
付き合わされる歯科医もスタッフもさらに、呼び出されて調整に付き合わされる我々技工士もたまったもんじゃない。

この間まで湧水を飲んでいたようなのが、「私はエビアンしか飲まないから、うがいの水もエビアンにして」とか、付き添いもいっぱい連れてきてドリンクサービスやらフリーランチやら要求してくる。
さらには「日焼けしそうだからライトはつけないで!」などなど、どうやって治療すんだよ、と見ていて歯医者が気の毒になることも多々。

もちろん歯に関しても本人の頭の中にあるイメージの追及に妥協しない。
本人の口腔内のコンディションや限界なんかくそくらえで、ただただ自分の要求だけを突き付けてくる。

芸能人やビューティークイーンなどきれいな女性の患者さんもかなり診てきたけれど、
こういう人たちは内なる自信を確としてもっているし、きちんと説明すれば理解してくれるので普通にお付き合いできるのだけれど・・・

最近しばらくこういう成り上がりのピーナさんたちに翻弄されてへとへとでした。
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写真は本文と関係ありません。

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