海外逃亡してしまいました

保証かぶれや経営する会社の経営不振。これでもかこれでもかと降りかかる災難の中、自殺まで考えたがフィリピン移住に活路をみつけ第二の人生に邁進中。海外逃亡のいきさつからフィリピン移住の参考にまでささやかなお役に立てますように・・

2014年10月

なんとなく怠惰なイメージが付きまとうフィリピン人。
炭水化物の取りすぎで肥満体型の人はよく見かける。
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写真は道端にあるサリサリストアみたいなもの。
新聞も売ってるのでかっこよく言えばニューススタンドといえなくもない。

家の近くなんでよく目に付くのだが、犬や猫をたくさん飼ってて猫のほうはなぜか紐につながれている。
通勤時間なんで新聞も売り時と思うんだけれどごらんのように犬を腹に乗せて寝ている。

こういう風景をよく見かけるせいもあって、怠惰なイメージがつきまとうんだろうかねえ。

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こちらはさるマニラ湾に面したホテルから見える芝生の広場。
土曜日曜の朝ともなるとごらんのようにたくさんの人がジョギングしたりストレッチしたりしている。
写真では見えないけれど、右側の公園みたいなところでは、いくつかのグループが音楽がんがん鳴らしてエアロビクスをやっている。

特にグループというより自然発生的に集まって参加自由のエアロビクスみたい。
さらに奥のマニラ湾では10名ほど乗り込める細長いボートでそれぞれ櫂をもって手漕ぎで水の上を滑っている。

このボートはレースとかやっているのではなく、ただ単純にスクササイズでやっているようだ。
朝になるとオールを背に背負った人たちが集まってきて、水の上を走り回った後はまためいめい帰っていく。

みんな大体朝の5時くらいにはやってきて、8時くらいになって太陽が昇ってくると帰っていく。

なかなか健康志向の人はフィリピンにもたくさんいるようだ。

最近私は息子に付き合わされてジム通いをするようになったのだが、こちらではいろんなスタイルのジムがいたるところにあって、それなりにみな繁盛している。

私が行っているジムは場所柄もあるのだと思うけれど、アラブ系、韓国、中国の人が多く、フィリピン人は割合として少ない。日本人は見たことが無いけれど、多分こういうローカルのジムにはこないだけなのかな。


たまには本業の話題をすこし・・
フィリピンで歯科治療を考えている人がいたらほんの少しは参考になるかも。

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だいぶ昔は口の中に金を使うのがなんかステータスみたいになっている時代もあったっけ。
日本にいた頃だいぶ前に地方で仕事していたときも、時々金歯で作ってくれとか、わざわざ入れ歯にまで金をはめてくれとかいう注文があった。

それからいわゆる瀬戸物の差し歯という懐かしい響きで、ポーセレンを金属冠に焼き付けて白い歯を作るのがスタンダードになってきて、さらにより自然にとその技術や材料もかなり成熟してきた。

その後、今度はなるべく口の中から金属を無くそうという考えが一般的になってきて、オールセラミックスとかさらに材料や製作手法、技術が進化してきた。

ここしばらくはジルコニアがもてはやされてきているようになって久しい。

ジルコニアというとダイヤのイミテーション的な響きもあるけれど、かなり硬く丈夫な材料で、それまでのオールセラミックスだと、冠一本ずつとか、連結するのに制約があったり、ブリッジにはつかえなかったりと、強度からくる制約があった。

その辺の強度の問題を一応解決できているのがジルコニアとされている。
ただ問題は製作にCAD-CAMのシステム機械を導入しないといけないため、なかなかどこでもやっているというわけには行かない。

製作方法も従来のトラディショナルな方法に比べると科学的で、歯形をスキャナーでスキャンしてコンピューター上でデザインし、それをミリングマシーンというもので削りだす。

システムで数百万するためなかなか気軽に導入できるシステムではない。

日本での最近の歯科医院価格は詳しくないけれど、ポーセレンのクラウン、いわゆる保険外の差し歯で患者さんは6万から10万円くらいは払うのではなかっただろうか。

対してジルコニアのクラウンだと多分その1.5倍以上はとるのではないかとおもう。

うちの技工所は一応世界レベルを目標にしているオーナーの意向で、このシステムがなんと2つも導入されている。

技工所の看板娘的なものでかなりの数を日々製作して各歯科医院に納めているけれど、患者さんにチャージする価格は大体5万から7万円くらいだそう。

日本に比べるとかなり安い。

アメリカ、オーストラリア、アラブなどからわざわざフィリピンに歯を治しに来る人が多いのも、これが主な理由だろう。

日本人も時々患者さんとして見えるのだけれども、わざわざ歯を治しにくるというより、仕事でフィリピンに住んでて、歯に問題ができたからしょうがなく日本に帰るまでの応急処置に、といった感じが多いように思う。

冠を入れざるを得なくなっても安いほうのポーセレンで、というのがよくあるパターン。
日本だと保険の金属冠が安いのだけれど、こちらではそういった保険制度が無いので基本自費診療だしね。

老婆心だけれどもこちらのポーセレンは中の金属冠の材料は、ほぼニッケル合金を使っている。

日本でもしばらく前までは多く使われていた合金だけれども、ニッケルアレルギーとか金属アレルギーとか言われるようになってから、あまり使われなくなった金属だ。

中にはベリリウムという毒性のある成分の入ったニッケル合金もあるし、技工士にとってはそちらのほうが操作性がいいので人気の金属でもある。

ベリリウムの害を一番こうむりやすいのは技工士なんだけどね、この辺は知識と意識が低い弊害。

そんなわけで、フィリピンで治療しないといけなくなって、冠を入れないといけない場合はジルコニアクラウンはあるかどうか訊いてみよう。

ジルコニアのシステムを導入している技工所であれば、ある一定のレベルは達成してるはずだし、何より日本より安い値段で入れられる。

中の構造体に金属が無い利点で色調もより自然だしね。

最近は虫が治まっているけれど、小さい頃からなぜかナイフが好きで、フィリピンでも見かけるとやはりしばらく見入ってしまう。

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このナイフはフィリピンの避暑地といわれるような場所、標高が少し高いところにあるのでエアコンなしでもすごしやすいバギオというところに行ったときにホテルのお土産屋さんで見つけたもの。

ホテル内の売店にこういうものが売ってるのも日本では考えられないね。
特に日本では規制が厳しくなって、写真のような両刃のものはだめになったとか。

このナイフは800ペソくらいで売られていたのだけれど、いつもの癖で売り子のおねえさんにねぎってみた。

その子のお父さんが手作りしているそうで、値引きには応じてくれなかった。
ハンドルに巻いた何かの繊維といい、木を丁寧に彫りこんで作った鞘といい私の目から見て800ペソはすでに破格の値段だったんだけどね。

お父さんに敬意を表して並んでいた2本全部購入させていただいた。
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ハンドルは筒状になっていて、ここに棒をさすと立派な槍になる。

そういえばそのバギオの観光地に行くと、写真撮影用なのか山岳民族の格好で立ってる人たちを見かけるのだが、その人たちも槍を持っていた。

それよりはこのナイフのほうが数段上等に見えるので、お買い得と自分では思っている。

特に使い道は無いのだけれど、有事の際を思って大事に保管している。
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両刃なので刃のつけ方を変えるといろいろと便利につかえるはず。
その辺のやわなサバイバルナイフよりよっぽど使えるかな・・・・

今日はちょっと物騒な話題でした・・・

何の脈絡も無い話題だけれど、フィリピンでは下着泥棒というのをほとんど聞いたことがない。

フィリピン人は基本的に清潔で洗濯も頻繁にやって、いたるところに洗濯物を干しているのを見る。

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木の根元で洗濯しているかと思ったらこれは食器を洗っているみたいね。
バラックの前の木はちょうど良い物干し場でなんかのディスプレイに見えなくも無い。

こんな感じでいたるところに洗濯物が干されていて、もちろん中には女性のパンツやブラジャーもぶら下がっている。
手にもすぐ届くところなんだけれども、こうまであからさまに干された環境で育つと、男どもも下着なんかには欲情しない、かえって健全に育つのかもしれない。
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こちらは何でも売ってるサリサリストア。
普通の家の窓口で日用雑貨、食料品など卵一個から買えたり、携帯電話のロードもできたりと庶民生活に根付いてるところだけれど、ご覧のとおり干された洗濯物ののれんをかいくぐって買い物をすることになる。

店の前の女性二人は髪の毛についたしらみを取っているところ。
二階の金網では人間も干されてるし・・・

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そろそろクリスマスが近くなってくると、道路沿いにこういうパロルのお店が並びだす。
夜になると電気がちかちかして結構きれい。

日本でもマンションや団地でこの電飾を見つけたら、きっとそこにはフィリピン人が住んでると思う。


フィリピンのショッピングモールにもいろいろあって、高級なものから危なげな雰囲気の漂ったバタ臭いモールまでさまざま。

そんな高級じゃないモールに行くとさらにバタ臭い一角があったりする。
こちらではチャンゲといわれる一坪ほどのスペースにいろんなコピー商品、いわゆるパチモンを売っている店がある。

そういうチャンゲばかりひしめいたところではグリーンヒルズというところが有名で、世界中のあらゆる有名ブランドのコピー商品が売っているのではないかと思えるほどだ。

先日、日本に行く前にそんなちょっとバタ臭いモールの中の一角を通りがかったとき、突然声をかけられたのが、以前日本からのお客さんなんかをちょくちょく連れて行ったチャンゲのご主人。

チャンゲもやはりこちらでは違法商品を売っている関係で、チョコチョコ場所を変えるため、しばらくぶりに行くと以前の場所に無かったりする。

このとき声をかけてきたチャンゲのご主人も、そんな事情もあって客引きのためちょっと表に出てきているのだった。

「オー久しぶりー」と私が言うと

「今私のお店あそこにあるよ、寄ってよって」

「オーケーあとでねー」と軽くかわしたつもりだったけれど、
用事を済ました帰りに歩いていると、向こうのほうにニコニコして私を見つめる彼がいる。

しょうがないから、ちょっとだけ顔を出すと、早速ジュラルミンケースを出してくる。

チャンゲにはルイヴィトンやコーチなどなどの財布やバッグのパチモンを並べているのだが、パチモンの時計は一応取締りがうるさく、要望があるとジュラルミンケースをどっかから出してくる。

オメガのケースやロレックスのケースといろいろ分かれていて、客はパイプ椅子に座らされてゆっくり選べといわれる。

日本に行くに当たって今回は息子を連れて行くことができず、冗談半分にいつもしている腕時計を
「なんかあったらこれが形見な」と置いていくことにしていたのだった。

自分の持ち物で購入時10万円以上のものというと、片手にも余りすぎるくらいしか持たない今の私には、
もう20年近くたっているものではあるが、そのオメガの腕時計だけが形見になりそうなものなのだ。

ほかに代わりの時計も持たないし、老眼で白文字盤のこのオメガは、カレンダーはおろか時間を確認するのも最近つらいものがあった。

付き合いもあって結局黒文字盤のシンプルなパチモンを購入したのが、写真の時計。
ロレックスは押し出しの強さがあまり好きじゃないのだけれど、このモデルだけはシンプルで好きなタイプだ。
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日本で売っているパチモンだと、良心的?にロゴは微妙に変えていたりするのだが、こちらのパチモンはその辺も完璧にぱくっている。

あんまり時計に詳しくは無いのだけれど、以前にしていたパチモンと同じモデルを日本のショーケースで見つけたことがあって、ガラス越しに見比べてみたのだが、私には違いが分からなかった。

多分見る人が見れば分かるのかな?

そんなパチモンのロレックスだけれど、日本から帰ってきた後も元気に動いている。

時刻あわせで竜頭を引っ張ると文字盤全体が動くのが笑わせてくれるけど・・・・

でもこれは日本にもって行っちゃいけなかったんだよな、多分・・・
お土産でもだめなんだと思う・・・



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