このブログに来られる方のなかには、「歯科技工士 フィリピン」という検索ワードでこられる方が結構な割合いらっしゃる。

ためしにそのキーワードでググッてみると、なんとわがブログが一番上に表示されるではないか。
続いてこちらでは有名な日本人技工士関係とか、いろいろとこちらの歯科事情の変なところの紹介とかがならんでいて、なかなかこちらの事情を知らない人から見るとカオスかもしれない。

日本の大多数の技工士さんがかなりつらい状況で仕事されているのは自分も知っているし、
もちろん自分もその一部だった。
2015-04-20-06-59-57


「常夏の国フィリピン」「南国フィリピン」「フィリピーナのいる国」などなどフィリピンに対するイメージが膨らんで、移住に夢が膨らむのもありえるありえる。
2015-04-19-13-08-31

先日東京出張でひとつびっくりしたのが、地下鉄だったか山の手線だったか忘れたけれど、
ホームを歩いているときに入ってきた電車の車体に、なんとなく見たような風景の写真が 大きく貼られていた。

「おぉっ?」と思いながら目で追うと、電車の車体外側すべてにフィリピンの観光地の写真が貼られている。
フィリピン観光省の誘致活動なのか、日本の観光業界のプロモなのかわからなかったけれど、
「マニラに行こう!」というような文句も書かれてあった。

以前はマニラというと悪いイメージが先行して、マニラの名前は観光関係ではほとんど見たことがなかったのに、いつの間にか変わってきているのね。

そういうのも手伝ってフィリピンで仕事したいという技工士さんもいらっしゃるのだろうか。

そういえば来週日本人の技工士さんが数名訪ねてくることになっている。

面識はないのだけれどリタイヤ後はフィリピンで技術指導でもしながら住めれば、というような考えの様子。

フィリピンは貧富の差が激しいだけで、富裕層だけを相手にしているクリニックや、デンタルあるいはメディカルグループもある。

日本のそれなりの技工技術を持った方なら、結構そういうところからは引く手あまただと思うんだけれどね。
お互い知り合う機会がないだけで、そういうところに売り込めるツテなり営業力があれば、
フィリピンでも日本並みかそれ以上の待遇は得られるのではないかと思う。

もっと若い人に来てほしいけれども、反面腐ってもまだ日本人のつもりの私としては、日本をもっと盛り上げてほしい気もするし、みすみす優れた人材が海外に流出していくのもさびしいかな。

そんな複雑な思いがあるので無責任なことはいえないけれど、
自分としてはやはり日本に帰って技工をやる気はもうないかな・・
2015-04-20-06-54-25